- マンションで光回線の回線工事を勝手におこなってしまった。
- 光回線を契約するときに大家さんや管理会社の許可はいるの?
- 無断で光回線の工事をおこなってしまった場合の対処法を教えて!
マンションやアパートで光回線の工事をするのに許可が必要だと知らずに、無断で光回線の工事をおこなってしまう人は多いです。
過去にあったケースとして、大家さんにも管理会社にも光回線工事の許可をとらず、無断で工事をおこなった住人が大家さん・管理会社から損害賠償として数万〜数十万円の請求をされた事例もあります。
そこでこの記事では、マンションなどの賃貸物件で勝手に光回線の工事をおこなってしまった時の対処法について解説します。
この記事を読めば、賃貸物件での正しい光回線工事のやり方と勝手に工事をしてしまった時の対処法が分かるでしょう。
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賃貸物件での光回線の工事は大家さんや管理会社の許可が必要

賃貸物件で光回線の工事をおこなう場合、大家さんや管理会社の許可なくおこなってはいけません。
これは、光回線の工事でマンションに穴あけをする可能性があるからです。
穴あけをすることによって、建物自体に傷がついて外観や見栄えが損なわれるのを嫌う大家さんもいます。
上記のような理由から、光回線の工事は許可がもらえないことは多いです。
しかし、建物に穴あけをおこなわないのであれば、工事の許可をもらえることがほとんどです。
壁に穴をあける必要があるかは、実際に工事の作業者が現場調査をおこなわなければ分かりませんが、壁に穴をあけることはほとんどありません。
光回線を契約したい場合は以下の手順で許可を取りましょう。
- 光回線に申し込む
- 工事前の現場調査をおこなわれる
- 現場調査で建物への穴あけが必要か不要か分かる
- 大家さんまたは管理会社に許可をもらう
仮に大家さんや管理会社に工事の許可がもらえなかったとしても、光回線の工事が完了するまでなら工事のキャンセル料は無料です。
光回線の工事を勝手におこなってしまった時の対処法

大家さんや管理会社の許可を得ずに光回線の工事をおこなってしまった場合は、速やかに大家さんや管理会社の方に謝罪をし、事情を説明しましょう。
その後の展開は大家さんや管理会社によって変わりますが、主に以下の2パターンに分かれます。
いずれにしろ、そのまま放置しておくのが一番良くありません。
いつか訪れる退去時の立ち会いで指摘されて、なぜ連絡しなかったのかという問題も積み重なってしまいます。
大家さんや管理会社も1人の人間なので「光回線の工事で許可を得る必要があることを知らずに工事をしてしまった」と誠心誠意で謝罪をすれば許してもらえます。
起きてしまったことを元に戻すことはできないので、連絡だけは必ずしておきましょう。
賃貸物件によって許可を得る窓口は異なる

賃貸物件の種類は、戸建て、マンション、UR賃貸、市営住宅とさまざまです。
自分が今住んでいる物件によって、光回線の工事の許可を得る窓口は異なります。
ここでは、賃貸物件別に光回線の工事の許可はどこに取れば良いかを詳しく解説していきます。
戸建て・マンションの場合

戸建てやマンションの場合は、建物の持ち主であるオーナーや建物を管理している管理会社に許可を得なければいけません。
賃貸借契約書に記載されている管理会社の連絡先から問い合わせが可能です。
大家さんや管理会社の連絡先が分からない場合は、マンション契約時にお世話になった不動産会社に管理会社の連絡先を教えてもらいましょう。
UR賃貸・市営住宅の場合

UR賃貸の場合は、UR都市機構に許可を得る必要があります。
UR賃貸は建物によって加入できる光回線が決まっており、加入できない光回線もあります。
現在入居している、または入居予定のUR賃貸の加入できる光回線が知りたい方は、以下のリンク先から確認してください。
>> UR賃貸住宅のインターネット対応について
市営住宅の場合は、市役所の市営住宅担当者に連絡をすることで許可を得ることができます。
ただし、市営住宅で光回線工事の許可を得るのは難しく、手続きが必要で時間がかかります。
手続きの内容は地域によって異なりますが、市または近隣住民から許可を得るなど難しいものが多いです。
また、建物が古くて工事に対応できない場合もあるので、詳細な情報は市の市営住宅担当者に確認をしてみましょう。
光回線の工事で大家さんや管理会社の許可が不要な2つのケース

以下のいずれかに該当する場合は、大家さんや管理会社に許可を得る必要がありません。
- フレッツ光から光コラボへの乗り換え
- 建物へ既にネット設備が導入されている
フレッツ光から光コラボへの乗り換え

既に自宅でフレッツ光を利用していて光コラボに乗り換える場合は、大家さんや管理会社の許可は不要です。
光コラボを展開する「光コラボ事業者」は以下の通りです。
- ドコモ光
- SoftBank光
- GMOとくとくBB光
- ビッグローブ光
- IIJmio光
上記以外にも、光コラボ事業者は600社以上あります。
光コラボ事業者は、フレッツ光と同じNTT東日本/西日本が提供する光回線を利用しています。
フレッツ光と光コラボ事業者がお客様に提供している光回線は全く同じため、光回線の工事が不要です。
光回線の工事が不要になるので、大家さんや管理会社に許可を得る必要もありません。
ドコモ光やSoftBank光などの光コラボ事業者から別の光コラボ事業者に乗り換えるときも、工事不要で乗り換えができるので許可は不要です。
建物へネット設備が導入されている

ネット設備が建物に導入されていれば、大家さんや管理会社の許可は不要です。
自宅のコンセント部分に「光」と記載された光コンセントがあれば、ネット設備が既に導入されている可能性があります。
光コンセントには、下記の「一体型タイプ」と「分離型タイプ」があります。

ただし、光コンセントが設置されているからといって、必ずしも光回線が使えるわけではありません。
光コンセントだけ設置されていて光ファイバーが通っておらず、光回線が使えない可能性があります。
ネット設備が導入されているか確認するには、直接大家さんや管理会社に聞く必要があります。
賃貸物件に入居前の場合は、賃貸住宅のWebサイトなどでネット設備が導入されているか確認しましょう。
「光ファイバー完備」とあれば入居後すぐに光回線が利用できます。
ドコモ光やSoftBank光が使えるフレッツ光の光ファイバーが通っているのか、eo光やコミュファ光のような一部の地域限定の光ファイバーが通っているかは、大家さんか管理会社に問い合わせなければ分かりません。
「光ファイバー対応」と書かれていれば、屋内配線の工事は必要ですが光回線を利用することができます。
大家さんや管理会社に光回線工事の許可をもらう4つのコツ

大家さんや管理会社への伝え方で、光回線の工事の許可をもらえる確率は大きく変わります。
光回線の工事の許可をもらいやすくするには、以下の4つのポイントを押さえましょう。
- 難しい言葉を使わない
- 建物に傷はつかないことを主張する
- 「工事」ではなく「作業」と伝える
- 工事にかかる費用は大家さん負担ではないことを伝える
難しい言葉を使わない

大家さんや管理会社の人は、光回線に詳しいわけではないので専門用語で伝えてしまうと、内容を理解できずに許可がもらえない可能性があります。
光回線の専門用語には、以下のようなものが当てはまります。
上記のような言葉は使わずに、知識がない人でも理解できるように説明しましょう。
大家さんや管理会社の人に理解できるような言葉で伝えることで、工事の許可がもらいやすくなります。
建物に傷はつかないことを主張する

光回線の工事では壁に穴をあけることは、ほとんどありません。
電柱にある光ファイバーを室内に引き込むことによって、光回線は利用できるようになります。
この室内への引き込み作業をするときに壁に穴をあける可能性がありますが、以下のような既設配管を利用して引き込むのが一般的です。
- 電話線の配管
- エアコンのダクト
光ファイバーの引き込み作業に最も利用されるのが、電話線の配管です。
しかし、電話線の配管がなかったり潰れていた場合は光ファイバーの引き込み作業ができないので、エアコンのダクトから室内に光ファイバーを引き込みます。
エアコンが室内に設置されておらず、エアコンのダクトも利用できない場合に最終手段として壁に穴をあけて光ファイバーを引き込みます。
壁に穴をあける作業が発生する時は、事前に工事の作業者が依頼主に穴あけをしてもよいか許可を取りにくるので、勝手に穴あけ作業がおこなわれることはありません。
壁に穴をあける場合、あける穴の直径は約1cmです。

数十cmもの大きな穴をあけることはありません。
それでも工事を嫌がる大家さんはいるので、その時は素直に「穴あけ作業が発生する場合は光回線の工事を中止します」と伝えましょう。
穴あけが必要かどうかは、光回線の工事をおこなう前の現場調査で分かります。
- 申し込み
- 現場調査 ←ここで穴あけが必要か分かる
- 光回線の工事
現場調査で穴あけが発生すると分かり、工事の許可も取れずキャンセルになっても工事が完了する前ならキャンセル料は無料なので、費用がかかることはありません。
「工事」ではなく「作業」と伝える

大家さんや管理会社に「工事をする」と伝えると大掛かりな作業だと捉えられてしまい、許可が取れないことがあります。
実際におこなう光回線の工事は、1〜2時間程度で終わる小規模なものです。
そのため、工事よりも作業という方が適しており、大家さんや管理会社に伝えるときに「工事」と伝えるよりも「作業」と伝えた方が許可が下りやすくなるでしょう。
工事にかかる費用は大家さん負担ではないことを伝える

賃貸物件でのガスや電気などのインフラ設備の修理費や初期設備が経年劣化による故障をした場合、費用は基本的に貸主(大家さん)負担になります。
そのため、工事にかかる費用はすべて貸主負担だと思っている大家さんは多いです。
上記のような理由で工事の許可が下りないということもあるので、費用はすべて自腹だと伝えることで工事の許可が下りることもあります。
工事の許可が下りなかった場合はホームルーターがおすすめ

何らかの理由で大家さんや管理会社から光回線の工事の許可が下りなかった場合は、工事不要で設置できるホームルーターがおすすめです。
光回線よりも通信の速度や安定性は劣りますが、工事不要なのに加えて初期費用が安く、機器を受け取った当日から利用可能です。
機器によっては持ち運びが可能なものもあり、出張先や宿泊先でホームルーターをコンセントに繋ぐだけで、通信速度が速い環境が作れます。
光回線の代用としておすすめのホームルーター3選

ホームルーターは、各社から多くの製品が登場しています。
今回は以下の3つのホームルーターを紹介します。
- GMOとくとくBBホームWi-Fi
- ドコモ home 5G
- SoftBank Air
それぞれのホームルーターの性能は以下の通りです。
GMOとくとくBBホームWi-Fi | ドコモ home 5G | SoftBank Air | |
---|---|---|---|
月額料金 | |||
通信速度 | 上り:最大286Mbps |
上り:最大218Mbps |
上り:ー |
端末代金 | → 実質無料 |
→ 実質無料 |
→ 実質無料 |
登録住所以外での利用 | |||
キャッシュバック |
GMOとくとくBBホームWi-Fi
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GMOとくとくBBホームWi-Fiの大きなメリットは、持ち運びが可能ということです。
ホームルーターは基本的に登録した住所以外では利用できず、住所変更をしなければ外出先で利用することができません。
GMOとくとくBBホームWi-Fiは、今回紹介する3つのホームルーターのなかで唯一、外出先での利用ができるホームルーターです。
また、GMOとくとくBBホームWi-FiとauもしくはUQモバイルのスマホをセットで利用していると、毎月の携帯料金が最大1,100円割引されます。
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auのスマホやUQモバイルのスマホを利用している人におすすめのホームルーターです。
引っ越しをした場合は登録住所を変更するだけで、面倒な手続きは不要になります。
ホームルーターの端末代金は毎月一定額が割引されていき、36ヶ月利用することで無料になります。
キャッシュバックは、新規申し込みの方は20,000円、乗り換えの方は最大70,000円とホームルーターのキャッシュバックとしてはかなり高額です。
オプションを追加することで2,000円のキャッシュバックももらえます。
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ドコモ home 5G
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ドコモが提供する「home 5G」はドコモのスマホを利用している人におすすめのホームルーターです。
home 5Gとドコモのスマホをセットで利用していると、毎月の携帯料金が最大1,100円割引されます。この割引が適用されると、ホームルーターの月額料金は実質3,850円となります。
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家族のスマホ料金も割引対象となるので、節約している人におすすめです。
その他のキャンペーンとして、home 5Gの新規契約時に満29歳以下の場合「home 5G U29デビュー割」が適用できます。
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home 5G U29デビュー割とは、満29歳以下の人限定で月のデータ使用量が30GB以下だった場合に月額料金が1,760円安くなるというキャンペーンです。(12ヶ月継続)
30GBを超えた場合の月額料金は4,950円(税込)になります。
ドコモのスマホを利用しているユーザーは、他のホームルーターよりもお得に利用できるのでhome 5G一択です。
\ 割引が豊富なホームルーター /
SoftBank Air
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SoftBank Airが他のホームルーターより優れているポイントは、初期費用がかからないところです。
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SoftBank Air本体をレンタルではなく、36回の分割購入にすることで利用開始月から6ヶ月間、月額料金を1,980円で利用することが可能です。
SoftBank Airの端末は、分割購入もしくはレンタルから選ぶことができます。
月額料金(税込) | |
---|---|
分割購入 | → 36ヶ月の利用で実質無料 |
レンタル |
分割購入する場合は月額1,980円の料金がかかりますが毎月1,980円割引されていくので、36ヶ月継続して利用することで端末購入代金と割引が相殺されて端末代金は無料となります。
利用期間 | 割引額合計 | 端末代金の残債 | |
---|---|---|---|
購入費用 |
|||
ただし購入になるので、もし1年目で解約をした場合は割引されていない分の47,520円の支払いが必要です。
レンタルの場合は毎月539円かかり、割引されることはありません。
レンタルの場合は返却する必要がありますが、一括購入や分割購入の場合は返却せずにそのままもらえます。
SoftBank Airは5Gにも対応していて、同時接続台数は最大128台までとなっているのでかなり高性能です。
キャッシュバックも最大25,000円と高額で、初期費用が安く済むホームルーターを探している人にSoftBank Airはおすすめです。
\ 利用開始から6ヶ月目まで月額1,980円 /
光回線の工事を勝手にしたことについてよくあるご質問
- Q大家さんや管理会社に連絡せずに光回線を申し込んでしまいました。今からの連絡でも間に合いますか?
- A
工事がおこなわれる前であれば間に合います。
光回線の開通工事をおこなう前に現場調査がおこなわれます。その際に建物に穴をあけやビス止めをする必要があるか分かるので、穴あけやビス止めをおこなうまでに大家さんや管理会社に連絡をしましょう。
大家さんや管理会社に許可を得ることができたら良いですが、許可が得られなかった場合は光回線を解約するしかありません。
契約書面の受取日を初日として8日間が経過するまでは、初期契約解除が可能です。
- Q光回線の工事で何のためにビス止めをおこなっていますか?
- A
ビス止めとは、建物の外壁に穴をあけて光回線のケーブルを金具で固定することです。室内に引き込む光ケーブルをビス止めしないとケーブルが垂れ下がったままになってしまい、事故に繋がる可能性があるためビス止めをおこなっています。
- Q建物に穴あけやビス止めをおこなわずに光回線の工事をすることは可能ですか?
- A
電話線の配管やエアコンのダクトなどの既設配管から光ファイバーを通すことで、穴あけやビス止めをせずに光回線の工事が可能です。
- Q光回線の工事を自分でおこなうことはできますか?
- A
光回線の工事は自分でおこなうことはできません。
光回線の工事がおこなえるのは、認可された電気工事業者のみです。
- Q大家さんや管理会社に光回線の工事の許可をもらえませんでした。光回線以外に通信速度の速くなるものはありますか?
- A
コンセントに挿すだけで高速なインターネットが利用でき、工事不要で使えるホームルーターというものがあります。
ホームルーターであれば、工事をおこなう必要がないので大家さんや管理会社に許可をもらう必要もありません。
賃貸物件で勝手に光回線の工事をしてしまった時の対処法まとめ
今回は、賃貸物件で光回線の工事を勝手におこなっていいのかという疑問について解説しました。
結論としては、穴あけをする可能性があるので工事をおこなう前に大家さんか管理会社の許可をもらいましょう。
申し込んでから工事をおこなうまでの間に、大家さんや管理会社に許可を取っても遅くはありませんが、もし許可が取れなかった場合は解約違約金が発生する可能性があるので、申し込み後に許可をもらうのはおすすめしません。
申し込み前に大家さんや管理会社に連絡するのが良いです。
工事をおこなった後に、大家さんや管理会社の許可が必要と分かった場合は、速やかに連絡をしましょう。
連絡をしなかった場合、後にトラブルとなる可能性があります。
大家さんや管理会社から許可をもらえなかった場合は、光回線は利用できないのでホームルーターがおすすめです。
通信の速度や安定性は光回線に劣りますが、工事不要でコンセントに挿すだけで利用できます。
ホームルーターならGMOとくとくBBホームルーターが安く利用できて、持ち運びも可能なので一番おすすめです。
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